筋肉の質の維持にはリジンが不可欠

 

 

筋肉は体の至る所についていて、生命活動や運動機能をスムーズにするために働いています。筋肉がなければ目や口を開けることも出来ませんし、心臓を動かすことも出来なくなります。筋肉量が少なくなるとエネルギーの生産力が低下するので、体力不足になったり太りやすくなったりします。

 

年齢を重ねて日常生活での活動量が減少すると、サルコペニア状態に陥りやすくなり、症状が進むとロコモティブシンドロームを発症しやすくなります。筋力や筋肉量を低下させないためには、たんぱく質の生成を意識した生活を行うことがカギとなります。適度な運動で筋肉を刺激すること、たんぱく質の摂取量を意識した食事を心がけると良いでしょう。

 

体内でたんぱく質を生成するにはアミノ酸のサポートが必要です。非必須アミノ酸は体内で生成出来ますが、必須アミノ酸は食物から摂取する必要があるので、肉、魚、大豆製品など良質なたんぱく質を食事に加えことが大切です。

 

必須アミノ酸のうちリジンは、免疫・血行・骨格・細胞など幅広い体の健康維持に必要な成分です。良質なたんぱく質を積極的に食べれば体内に取り入れることが出来ます。リジンが体内で有効に働くためには、代謝をサポートする成分が必要となるので、ビタミンB群やミネラル分の摂取も必要です。リジンだけを積極的に摂取しても、代謝が十分に行えない環境ではリジンの機能が生かされないので、筋肉の質や免疫力の低下につながります。

 

成人が必要なリジンの量は体重1kgあたり30mgなので、60kgの人だと1800mgが必要です。たとえば鰹100gには2000mg、豚ロース100gには1800mgが含まれているので、食事をしっかりと食べていればレジンの摂取量に関しては不足することはありません。ただ筋力アップ、サルコペニア予防を目的にしている場合には、平均的な必要量の1.5倍程度摂取するのが有効です。